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難病コラム一筋5000本の下垂体患者・活動家、先端巨大症とホルモン。



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2020年05月30日

専門家が解除後総括(三)

死亡者数を増やさなかった日本の対策、
(2)我が国のクラスター対策、です。
新型コロナ感染症にはどんな伝播の特徴があるか。


20200528x.gif

新型コロナが恐ろしいのは、
無症状の感染者が移動し接触することで
水面下で広げてしまうことにあるのですね。

20200528y.gif

日本では、クラスターを制御することで、
感染拡大を相当程度制御できるという見通しを持っていました。
諸外国の接触者調査でも、
新規「感染者」を起点に、
その人が接触した濃厚接触者を洗い出し、
将来の感染者を探し出すための
「前向き」調査は行われています。
こうした調査は日本でも行われていますが、
日本国内ではそれに留まらず、
複数の「感染者」を見た場合には、
それぞれに共通する感染源があるかを
集中して見ていくのです。
「感染者」を発見したときに、
時間的に過去にさかのぼり、
共通の感染源となった「場」を特定する。
その場にいた人についても
網羅的に積極的疫学調査をする。
結核対策として日本の保健所が
行ってきた調査方法が土台です。
早期に感染源を特定できれば、
関係者の早期医療につながりますから、
死者数も抑えられる。

日本の保健所は
諸外国の「前向き」接触調査にとどめないで、
日本のお家芸、「さかのぼり」接触調査を徹底することで、
新型コロナ拡大を防いでくれたのです。
(諸外国のうち、台湾では
さかのぼり調査をしているようです)

逆にいえば、リンクを追えない「孤発例」が増えたことで、
4月7日の緊急事態宣言対応を余儀なくされたのでした。

緊急事態宣言(4月7日)の効果です。
報告日ベースでは、
新規感染者数のピークは4月10日頃。
推定感染時刻ベースでは、
感染時期のピークは4月1日頃でした。

次なる波に備えた「検査体制」の更なる強化が必要です。
提言は、4月上旬から中旬の感染者数増大が見られた時期に、
検査が必要な者に対し、PCR等検査が迅速に行えなかった、
と書きました。
検査体制の充実は急務だといえます。

【補足】提言の専門家会議のライブ解説を視聴しましたので、補足します。
言葉として、「前向き」はいいのです。
諸外国でも日本でもやっている調査法。
周りの濃厚接触者がこれから発症するか調べるやり方は
過去にではなく、未来に向けた感染予防策ですから、
「前向き」になります。
それじゃ、日本で独自に効果を挙げた、
「さかのぼり」調査は、
過去の調査ですから、「後向き」調査ではないのか。
なぜ「さかのぼり」というのか。
尾身先生によれば、「後向き」では イメージが悪いので、「さかのぼり」としたそうな。
(おわり)









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