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難病コラム一筋5000本の下垂体患者・活動家、先端巨大症とホルモン。



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2012年11月12日

年間負担上限ぜひ

社会保障審議会医療保険部会(11月16日)では、
高額療養費制度の見直し、
中でも年間負担の上限について議論されます。
この流れを歓迎します。
2011年に厚労省から提示された案は、
一見良さそうに見えますが、
本質的な助けにはならないと感じていました。
最初の3カ月の負担を下げることばかりが
マスコミで注目されて、
8万円強が44400円になるから、半額近くになる。
まあ、間違いではありませんが、
長期慢性の患者がもっとも大変なのは、
4カ月目以降の毎月44000円、
延々と払い続けることにありました。
この構造は突き詰めて考えると、
生涯にわたって高額な治療をする方が増えているのに、
支払い限度額を月ごとに設定したことにあります。

最初の3回の負担が問題になるのは、
手術やけがなどだと思うのです。
高額療養費は各病院に貸付制度があって、
たいていは、支払額の多くを借りることができます。
民間保険を利用することで、
一時期な出費をカバーできるかもしれません。
何とかなるのは、一時的な出費だからなんですね。
仮に共同部屋に入院して、3カ月で24万円ほど。
このおカネを払えない層は、
貯金がない階層でしょうから、
貸付を利用したとしても、
この先も延々と月44400円の医療費を払うわけで、
借りても返せないのですね。
ここから医療費の負担地獄が始まるわけです。
道は三つしかありません。
家族に頼るか。
生活保護を受けるか。
医療をあきらめるか。

ワタシ一応、支払い組でしたが、
この間は、世の中がカラーではなく
モノクロ映像に見えました。
何にも楽しいと思えなくなる。
悪いことをしたわけじゃあるまいし、
何でいつの間に、借金を背負っているんだろう。
あまりに理不尽だと思うから、
患者会が必要だと考え、今日に至るわけです。

高額療養費制度の改善は毎年のように流産してきました。
代替財源として厚労省が示した
窓口100円加算が世論の支持を受けられなかった。
暗礁に乗り上げてしまったんですね。
では、このまま放置するのか。
生活保護問題の底辺は医療費負担だ。
医療費負担の重さは、高額療養費制度の構造に由来する。

政府の示す案がどうなるか。
見ないことには何とも言えませんが、
報道によれば、年間負担上限の考えが導入される。
ぶっちゃげた話、
旧案の中間所得層の細分化によって、
3人家族210万~300万円階層の
37万8000円案だったとして、
それでも、払える額じゃないですよ。
極めて重い上限額だと思う。
思うけど、一歩前進。
突破口は開かれるべきです。









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