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難病コラム一筋5000本の下垂体患者・活動家、先端巨大症とホルモン。



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2012年08月11日

災害時の医薬品管理

災害時に在宅の難病患者をどう支援するか。
厚労省の今後の難病対策のあり方研究班(林謙治班長)は、
リポートを発表しています。
東日本大震災で発生した、
医薬品の管理・分配上の対応不足について、です。
最新版はまだ厚労科学研究サイトにはアップされていませんが、
書いておきましょう。
医薬品の「備蓄・在庫」「搬送」についていいますと、
OTC(一般用大衆医薬品)は
全国何カ所かの大型物流倉庫に集約化されています。
医療用医薬品は、医薬分業に伴って、病院には
入院患者用3日分程度しか置かれていません。
外来患者分は毎日医薬品卸企業が
一日に2~3回配送しています。
主な流通備蓄は、卸業者が受け持っており、
病院には在庫がないのですね。
ですから、在宅難病患者が医療を継続するのに
必要な薬剤は、病院や卸の備蓄、
そして、患者白身の備えで賄われたのです。
患者自身が薬をある程度備蓄する。
自宅や職場に分散して持っておくことが、
大事になるのですね。

チラージンの品不足は記憶に新しいですが、
栄養剤(エンシュア・リキッド)も缶工場が被災して、
全国的に不足状態になりました。
インシュリンやトキソイドは冷蔵保存が必要なため、
卸では「保冷車」に全部移しかえて、
エンジンをかけ続け連日管理したようです。
医薬分業が進んだこともあって、
病院の持っている医薬品は、
入院患者の3日分か、せいぜい1週間分程度。
院外処方は、宮城県の場合、
処方全体の70%以上をしめ、
「病院はやっているのに調剤薬局が皆ストップしている」という事態が、
沢山の医療機関で起こってしまった。
災害時の「医薬品確保」対策が大事になっているのですね。
また、被災時、薬剤師がいなければ
調剤薬局は機能を果たさない。
卸が頑張って医療用医薬品を運んでも、
調剤できる人がいない事態が起きています。

石巻日赤病院の場合は、毎晩の関係者ミーティングで
翌日必要な医薬品をリストアップし
翌日の午前中に薬務課宛て一括連絡されたものを卸に連絡し、
県が備蓄しているもの以外は卸に配送委託する、
という流れで行ったようなのです。
災害時の薬務について、
日ごろから都道府県単位で、
連絡を密にすること、
災害時の医薬品搬送・在庫管理について
取り決めておくことが大事なようです。
「患者搬送・医薬品搬送」について
実践的検討と体制整備・訓練を行っておくこと、
地域の関係機関と協定を結んでおく等の
「事前対策の充実」が、
今後の地域における災害時難病患者医療支援の
最重要課題の1つ、としています。

この間の東北・北海道ブロック難病連の会議で、岩手医大の先生から「患者の薬の情報を受け取っても、その通り薬を渡すかどうか判断が難しい」等の発言がありました。また、動けない患者にどう対応するかも課題だと思います。そんな時に今話されている「難病手帳」が有効と考えられますがどうでしょうか?
7月3日に日弁連でシンポジウム「災害時における個人情報の適切な取扱い〜高齢者・障がい者の安否確認、支援、情報伝達のために」がありました。その中で、南相馬市(唯一障害者手帳の名簿が公開された)の対応の発表がありました。

Posted by : sam : 2012年08月13日 19:13









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