HAMUの、先端巨大症って何とかならんか!

難病コラム一筋5000本の下垂体患者・活動家、先端巨大症とホルモン。



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2008年11月26日

まずは元の疾患を治そう

140/90以上の高血圧は、
日本人で推計3300万人存在する。
日本の成人で一番多い疾患だ。
死因の一位は癌であるけれど、
高血圧の標的となる脳・心臓・腎臓の諸病気を
総計すると
両者を死因とする数は、ほぼ匹敵するらしい。
原因不明の本態性高血圧が9割を占めるが、
残り1割の二次性高血圧は、
原因を見つけて、早期に治療すれば、
血圧が正常化することが期待できる。
先端巨大症の患者の三割は高血圧だといわれる。
糖尿病を併発する患者も少なくない。
だったら、血糖値や高血圧を下げる薬をのめば、
下垂体腫瘍を取り除く手術を
受けなくてもいいのか。
過剰な成長ホルモンやIGF1を下げなくてもいいのかと、
いわれれば、それは違う。
元の疾患である先端巨大症を
しっかり治そうと、主治医からいわれると思う。

ただ長い間、高血圧の薬を処方され続けても、
効かなくなるかもしれないし、
臓器障害が起きてから、
実は先端巨大症でした、なんてコトなったら、
バカみたいだ。
元の病気をまず発見して、治す努力を優先する。
医療関係者もそうだけど、
患者自身の強い意思が大事だぞ。

高血圧の副腎関連のホルモン病でいうと、
下垂会でおなじみの、
クッシング病やクッシング症候群がある。
糖質コルチコイドが過剰な病気だ。
あとは、副腎産生のアルドステロンが過剰な
原発性アルドステロン症(PA)も高血圧を伴う。
副腎髄質分泌のカテコールアミンが過剰な
褐色細胞腫(PC)も高血圧を伴う。

医学の進歩に伴って、
副腎由来の高血圧が、
従来考えられていたよりも多いことが分ってきている。
中でも多いらしいのが、
本態性高血圧のなかに、
5、10%まぎれているといわれるPAである。
これまでは1%といわれていたのだけど、
外国や日本での疫学調査を経て、
定説がひっくり返った。
仮に3300万人の5%として、
少なく見積もって165万人の患者がいることになる。
夜尿があり、だるいとか、不定愁訴を訴える方が多いようで、
病気が見つからず、放置されるのは、まことに気の毒だ。
副腎の腫瘍を取り除く手術で、治るケースが多いはずだから、
プロの医師に回ることを願う。

PAは低カリウム血しょうが特徴といわれるが、
初期は低カリウムとは限らないようだ。
果物好きでカリウムが
尿検査に多く反映するかもしれない。
アルドステロンに影響する薬を服用したかもしれない。
だから、高血圧ならばPAがまぎれていないか、
まず、血中レニン活性やアルドステロン濃度を測定することが
PAと本態性と区別するうえで、望ましいようなのだ。
だけど、現在の高血圧ガイドライン(2004)では、
どうも、PAの評価がはっきりとしていない。
165万人患者の今後の不利益を考えたとき、
必要な検査は必要だとならないのは、なぜか。
なんだかよくわからないのである。









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