ある患者の心配事である。
いつ失明するかと思うと、
気持ちが暗くなり、仕事が手に付かないという。
聞くと、その方は手術を手術を終えて、五年たち、
再発の兆しもないらしい。
非機能型だから、ホルモン異常もないようだ。
定期的に検査を受けいる。。
残存腫瘍があったとしても、五年たって、大きくならないのであるから、
医師にしてみれば、
ほとんど心配のない患者であろう。
だが、本人は腫瘍が急激に増えて、
一夜にし失明するイメージをお持ちだった。
そのおかげで気持ちがふさいで、ここ数年、何にもする気がないというから、
なんとも、悲しい誤解である。
ワタシは腫瘍4センチ以上あって、
初回のオペ以前に、視力悪化を体験したけれど、
それは徐々に起きたのであって、
一夜にして、見えなくなるなんてことはなかったぞ。
それに、
再発する(細胞が増殖しだす)可能性があったとしても、
定期的検査を受ければ、大丈夫なのである。
かといって、ワタシは医師ではないから、
その方に関して、断定的なことをいえないのがもどかしい。
さすがに事実に反するので、
1月28日の講演会
に参加いただき、専門家に聞くことをお勧めした。
長年、不安の日々を送ってきたのは、気の毒な限りだ。
疑問を医師に伝えないまま、
聞きそびれて、心の重荷になっていたようである。
知らない、情報がないというのは、無用な心配を作り出すのである。
身体だけではなく、
ココロまで健康になっていただきたい。