主治医にいえば、コピーをもらえるだろうが、
短い診療時間で請求するのは煩わしいし、
ホームページでみられるなら、それで十分だ。
メーカーのサイトをたどると、
「あなたは医療関係者ですか?」
と質問事項が書かれていた。
自分は当然、医者でも看護師でもないのだが、
「はい」をクリックして前に進む。
身分を偽る行為は、チクリと胸が痛むが、
薬の情報は欲しい。
添付書類を読んで、納得し、事なきを得た。
慢性疾患は、薬の必要性をきちんと理解して、
副作用と上手に付き合わないとね。
さて、なんで、こんな注意書きが「入り口」にあるのだろうか。
興味があって、メーカーの担当者にメールをしたら、
ていねいな電話があった。
概要は次の説明だった。
薬の広告は、「薬事法」という法律で規制されている。
処方箋に基づいて使用される医薬品は、
その商品の宣伝広告の対象が医療関係者に限られる。
昭和55年に出された広告基準の通達により、
医療関係者向けの新聞・雑誌・印刷物、
医療関係者が集まる学会や講演会・説明会などに媒体が限られる。
そのあおりを受けて、
ホームーページでも、
一般人向け広告は制限されている。
ということだった。
この背景には、
患者が薬のことを詳しく知ったら、
薬を飲まなくなるかもしれない。
専門家が噛み砕いて、
伝えるべき情報だ、という国の考えがあったようだ。
ただ、政府の考えは、
すでに変更されていた。
平成15年3月に国は通達を出しており
サイト上で、添付文書を公開することは、
「薬事法における広告には当たらない」とされた。
だから、
メーカーサイドでも、添付文書については、一般人も制限なく入手できるように改善して欲しい。
世は情報公開の時代である。
インフォームド・コンセントである。
自分が生き延びるために、
医療情報を得るのに、患者の側に何で遠慮がいるものか。
大昔の通達そのままに、メーカーのサイトから、
必要な情報を得られないのはもったいない。
さて、時代は先に進んでいる。
政府が管轄する
医薬品医療機器情報提供ホームページは、
一般の人も、
添付文書を見るのに、いちいち、医療関係者かどうかを尋ねられることはない。
心理的負担なく、「添付文書」を見ることができる。
サイト上で、医療関係者と偽る行為に、
良心がとがめる方は、
こちらの
サイトトからどうぞ。
さて、このサイトの「注意事項」は、
大事なことが書かれているので、転載する。
『お薬または医療機器を使われている方へ』
このホームページで提供している情報は、専門的な情報が含まれていますので、これらの情報をご覧になって、使われている医薬品・医療機器について疑問などを持たれた場合には、医師・歯科医師及び薬剤師に必ずご相談してください。
医療用医薬品・医療機器は、患者ご自身の判断で用いたり、中止したり、または医薬品の用法・用量を変えたりすると危険な場合がありますので、ご注意ください。
さて、さて、添付文書も読み方があって、
「警告」「禁忌」「相互作用」「慎重投与」とかあるのだが、
それは別の機会に。みなさん。患者はしょせん、素人なのだから、くれぐれも、情報に振り回されすぎないように。自己責任で情報をゲットしてくだされ。
(ブログ公開後、大幅に加筆)